こんにちは。
最近お試し入会したAmazonの音で聞く読書「Audible」で本屋大賞受賞作品である「同志少女よ、敵を撃て」を読了しました。
同志少女よ、敵を撃て | 逢坂 冬馬 |本 | 通販 | Amazon
活字が苦手な私でも読書(?)を楽しめたAudibleがとても魅力的だったので、その紹介と独ソ戦争中の狙撃兵少女を描いた作品がとても面白かったので紹介しようと思います。
Audibleとは
Audibleとは音で聞く読書。簡単に言うと、朗読を聞くというだけということになります。
言われてみればそれだけなのですが、これがとても便利でした。
全ての作業と並行して読書ができるのです。
例えば、私が聞く読書をしていたのは、通勤中の歩きと電車、家事のときになります。
頭を使っていない移動・作業中の時間全てを読書に使うことができます。
再生速度も0.5倍速から3.5倍速まで0.1倍速刻みで好きな速度で聞くことができます。
私は1.3倍速で聞いていました。
ちなみに、今回の「同志少女よ、敵を撃て」は1.3倍速再生で約12時間の長さとなります。
毎日の通勤時間・家事中に聞くとあっという間に聞き切ることができました。
例えば単行本であれば電車で座れなかったときは簡単に読むことはできません。
スマホで読もうと思えば読めますが、狭い画面で小さい文字、目が痛くなる一方です。
そんな時でも読書ができるのです。
唯一のデメリットは読書の感動が顔に出たときに、ちょっと不気味になってしまうことでしょうか。
一見イヤホンをつけているだけ、なんなら、独立型イヤホンでイヤホンをつけているかも分からないのに、突然笑ったり、泣いたり、悲しくなったりしてしまう情緒不安定者に見られてしまうかもしれません。
実際私は、今回の本の最終章を聞きながら通勤した際は涙が止まらなくなり、会社に着いた時には涙をぬぐう羽目になってしまいました。
30日間のお試し無料キャンペーン中なのでぜひお試しください。
私もこの無料キャンペーン中に読了しました。
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同志少女よ、敵を撃て
つぎに今回紹介したい本になります。
ドイツとソ連で合計2600万人以上の死者を出したこの悲惨な戦争の中で、ロシアの田舎娘の少女セラフィマがあることをきっかけに女狙撃兵となって生きていく話となります。
戦争という特殊な環境では虐げられがちな女性という立場で死が当たり前に目の前に存在する兵士として戦う中での、主人公セラフィマのその生き様、戦いが生々しく臨場的に描画されています。
舞台が舞台なので残酷・暴力的な描画もありますが、それを含めてもとても素敵な作品でした。
昨今のロシア・ウクライナ情勢を考えるきっかけにもしてくれました。
こんな近代に古典的戦争なんてなんでしているんだろうとニュースを見て思っていましたが、今に始まったことではなく、ロシアはかなり古くから帝国としての歴史があり、その歴史が色濃く今のロシアを形作っています。
ぜひ、今のロシアの地政学を考えるきかっけにもなることの一冊を読んでみてはいかがでしょうか。